勝って納得、敗れて納得。やっぱり、競馬は面白い。
by 桂小五郎
レース回顧(東京優駿/2023)
2023年 06月 01日
スタート直後、ドゥラエレーデが落馬。
不穏な空気の中、内の馬を制して
ハナに立ったのは、パクスオトマニカ。
後続を10馬身くらい離しての大逃げ、
しかし2番手以降のペースはスロー。
終始4番手からレースを進め、直線、
力強く抜け出し、後続を抑え込んだのが
タスティエーラ。
ハイペースの皐月賞、前々で一番強い競馬
をしていたのが、この馬。
今回は展開も味方したこともあり、
見事、頂点に登りつめた。
この馬のすぐ前でレースを進めたのが、
◎メタルスピード。
中団より後ろからになると思っていたが、
大一番で、積極的な競馬を見せてくれた。
展開的にも良い位置取り、良い手応えで
直線、インからの伸びに期待したが・・・。
この馬なりにジリジリと伸びてはいたが、
0.8秒差の12着でフィニッシュ。
この世代は、まだ抜けた馬不在の混戦模様、
この差なら、まだまだ逆転は十分可能。
これからの成長に期待したい。
4着に追い上げたベラジオオペラ、直線、
内に切れ込んでみせた末脚は、見せ場十分。
勝ち馬とはタイム差なし、前走は道悪が
敗因、一瞬の切れ味は中山向きか。
次回以降に注目したいのは、
ホウオウビスケッツ。
展開が向いたとはいえ、離れた2番手からの
競馬で、直線でも見事な粘り。
勝ち馬と0.2秒差の6着なら、十分な内容。
皐月賞大敗で、完全にノーマークだったが、
敗因はこの馬も道悪だろう。
デビュー戦から、逃げて2連勝。
好位からでも競馬はでき、スプリングSでは
ベラジオオペラと0.2秒差の2着。
力は十分、次は狙ってみたい。