勝って納得、敗れて納得。やっぱり、競馬は面白い。
by 桂小五郎
レース回顧(日経賞/2023)
2023年 03月 29日
不良馬場、59キロのタイトルホルダーが、
2着に8馬身の大差をつけて逃げ切り勝ち。
これでは、他の馬はひとたまりもない。
1番人気に推されたアスクビクターモア、
出遅れてしまっては、打つ手なし。
昨年はクビ差まで肉薄したボッケリーニ、
今年は、直線で離される一方。
ライラックの追い込みも、見せ場なし。
ただただ、勝ち馬の圧勝劇だけが、
際立つレースとなってしまった。
それでも2着のボッケリーニは、
一息入れて、昨年暮れの不振から
抜け出せたのは大きい。
GⅠ再チャレンジの態勢は整った。
注目したいのはマカオンドール。
今回は10カ月の休養明け、
プラス12キロの馬体での出走。
中団の内でレースを進めて、
直線でもインを突いて、ジワジワ伸びた。
2着からは0.2秒差の5着、
ひと叩きされて、次はもっと良くなる。
この手の馬場が得意なこともあるが、
57キロで好走できたのは◎。
ただ、この馬に限ったことではないが、
勝ち馬の強さが、ちょっと異次元、
本番での逆転となると・・・想像は難しい。