勝って納得、敗れて納得。やっぱり、競馬は面白い。
by 桂小五郎
レース回顧(東京新聞杯/2023)
2023年 02月 08日
58キロを背負ったウインカーネリアンが
逃げ切り、勝ちタイム1分31秒8も◎。
前半800Mが45.8秒、後半の800Mが
46.0秒と、見事な平均ラップ。
2着以下の馬たちが、軒並み上がり33秒台
の脚を繰り出したが、捕らえきれず。
内枠から迷わずハナに行ったのが奏功、
それでも、自らレースをつくり、後続を
完封した内容は、間違いなく強い。
斤量を克服できたことも大きく、
人馬ともにGⅠ初制覇へ向けて、今度こそ
視界は良好と言っていいだろう。
◎シュリは、持ち時計のない悲しさか。
3番手の外から、いいリズムでレースを
進めていたが、時計が速すぎた。
あと、少し心配していたことだが、
この馬、叩いて良くなるタイプという
わけでもなく、むしろ休養明けが狙いかも。
間隔空けて、少し時計の掛かる馬場なら。
次走注目には、プリンスリターンを。
インの好位を追走、直線でもしばらく
前で粘りを見せていた。
最後は、後続の馬に呑み込まれたが、
この馬も、完全にバテているわけではない。
11着ながら、勝ち馬とは0.6秒差。
1年3ヵ月の休養明けのレースとしては
及第点、次につながる内容だった。
プラス6キロでの出走だったことも、
次への上積みが期待できるだろう。
GⅠ戦線でも、十分に戦える。